当クリニックでは子宮頸がんの予防のためのヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンの接種をおこなっております。
定期接種のガーダシルに加え、定期接種の期間に接種されなかった方には自費にはなりますがより効果の高いシルガード9の接種も可能です。(もちろんガーダシルも選択できます。)
シルガード9の利点は子宮頸がんの原因となるHPVの88.2%をカバーできることです。
対してガーダシルは65.4%をカバーします。
HPVにはたくさんの種類(サブタイプ=型)があり、ガーダシルは6型、11型、16型、18型 の4種類に対する効果があるのですがシルガード9はそれに加え31型、33型、45型、52型、58型の計9種類に効果があります。この差が効果の差となります。16、18、31、33、45、52、58の7つの型は子宮頸がんなどの原因となりうる高リスク型です。
HPVは子宮頸がん以外に中咽頭がんなどを引き起こすことが知られております。中咽頭癌は近年増加傾向にあり、男性に対してもワクチンの接種が有効です。現時点日本では男性に対してはガーダシルしか使用できません。
接種費用
シルガード9 1回 27000円 3回接種する必要があり合計81000円
ガーダシル 1回 18000円 3回接種する必要があり合計54000円
(ガーダシルは定期接種の方は自己負担なしです。)